スポンサードリンク             

2008年12月10日

「関税引き下げ」問題にみる自由の落とし穴ってどうよ?

自由貿易の理念を旗印に各国の関税率を引き下げる議論がされてますね。


究極の目指すところは関税ゼロの完全自由競争貿易。


自由競争は資本主義の原則だから輸入する国がセーフガード関税を設けて自国の産業を守るのは公正なルールに反するという理屈。


自由貿易は商品を売り込んで儲ける側にとって都合の良い理論なんですね。


これは資本主義の競争による金至上主義に立てば当然な帰結なんですけど、現実的にはいろんな問題を引き起こすことになります。

 

ってか、関税のある現在でも起こってますね。


でしょ?


安い方が売れやすいというので、中国やアジア諸国その他世界中から国内に安い商品がどんどん輸入されてて、競合する国内の農家や産業が打撃を受けて苦しんでます。


これは、健全な競争の観点からは当たり前で仕方ない面があるけど、落とし穴があります。


資本主義・競争・お金って何の規範も無いですから、金儲けのためになりふり構わずやる人間が幅をきかして健全真っ当な商売してる側が淘汰される側に回っちゃいます。


そんでもってお金の問題だけで済まなくなるんですね。


苦しくなったり儲け主義に走った国内食品企業の産地偽装問題や雪印や富士屋や吉兆なんかの有名企業までがまさかの不正をやりましたでしょ。


中国産のうなぎに限らず色んな食品で汚染や危険物質問題が報じられてるけど、これなんか安く売り込むためにナリ振り構わずやってる感じ。

 

人の健康なんか考えてないんですから。


価格競争と儲け主義がはびこると食の安全がどんどん崩壊していくのは明らかじゃないですか?


食に限らずどの分野でも、競争が激しくなって金儲けが過熱すればするほどヤバくなります。


マンションの耐震構造問題や高速道路の材料減らし・変更問題なんかもありました。


楽明は人間の善性を信じてるけど、社会的には人間って自由にさせると悪さをやらかす=性悪説で臨む要ありと思う今日この頃。


話は戻るけど、食の安全って競争や金とは別次元の問題じゃないですか。


それを自由競争がどうの、各国の経済=金と産業を守る問題と観点で議論しても真っ当な結論は出ないと思いません?


健康や安全・地球環境は金では買えない、プライスレスなものでしょ。


資本主義・自由競争・金主義は原則としてはいいけど、食・住や環境保護はそれらに優先する原理と認めて議論してルールを設けないと殺伐とした世界になるでしょうね。


この発想に立てば、価格競争的にどうしても国内の農業が守れないなら、安全栽培の基準を設けてクリアする農家の作物に補助金をだすような政策案もありですね。


産業的に必要な工場活動からの環境保護のために浄化装置を補助するとか、美しい森林と河川と海を取り戻すための政策、家の屋根のソーラーパネルにもっと大胆な補助を出すとか。


環境問題ばかり出しちゃいましたけど、これに限らず政策の力点がガラリと変わって欲しいもんです。


国家予算の使い道を徹底的に洗い直して欲しいと思ってる楽明です。


特別予算がブラックボックスの聖域化してるのも変だし。


それは私達国民全体の発想と価値観が変わることが道だと思ってます。


緩やかに向かってるように思うけど、皆が意識すればもっと早く劇的に実現し得るでしょう。


お疲れ様、ちょっと真面目な論議をしちゃいました。(笑)



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 


posted by 楽明 at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
スポンサードリンク             
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。